新撰組と大相撲

その日、新撰組の副長、土方歳三は、隊士数名を連れて大阪の豪商、鴻池へ隊旗と制服を受取りに出張した。これがかの有名な新撰組隊士の羽織である。

路上で大阪相撲の力士達に遭遇したところ･…

力士の一人が土方にとうせんぼをしてからかった。土方は、右にかわし抜打ちに胴を払う相手は、即死であったそうである。

その夜、新撰組の宿所に復讐のため力士達が襲って来たがほとんどの力士が斬り伏せられた。

　明治になり、大相撲を復活させようということになったが大阪相撲の幕内力士は、ほとんどが先の事件のため死傷していたため東西大相撲は、江戸の相撲界に吸収されるようなかたちで現代に至っている。